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税理士コラム

S社長が教えてくれたこと2017年07月01日

 飲食業を営むS社長とのお付き合いが始まって2年半、決算申告も三度目となりました。モーレツな勢いで多店舗展開を推し進め、見る見るうちに財務内容も好転、開業わずか5年で優良企業の仲間入りを果たされました。30代半ばのS社長とお会いする度、先々の経営プランを熱く語り次から次へと実行に移し目標達成をする姿に、いつも感服しておりました。「どこまで成長して行くのだろう」と思っていた矢先、突然M&Aの計画を伺い、あ然としたものです。会社の身売り=顧問契約解除は、会計業界においては当然の成り行きです。これで弊社との顧問契約も終了か……。

 ところが数日後、担当スタッフのもとに嬉しい連絡が入りました。「これからも、今まで同様よろしくお願いします」とおっしゃるのです。手前味噌になりますが、『NMC税務会計顧問サービス』を評価いただいた証ではないか、との自負があります。だから今回の契約続行は、担当スタッフはもちろんのこと弊社としても、本当に心から嬉しかった。

 ここで、S社長にどのようなサービスを提供しているのか、毎月のルーティンをご紹介いたします。

 ①3期比較試算表、店舗別損益計算書、キャッシュフロー計算書、総勘定元帳などの主要会計データを弊社が作成代行

 ②定例ミーティングの日時が決まると、弊社内で報告内容やテーマについて1時間程度の事前打合せを実施(所長税理士、担当税理士、担当スタッフとその上司の4名)

 ③毎月25日前後にS社長が必ずご来社され、次のような定例ミーティングを実施(所要時間:60~90分程度)


  • プロジェクター完備、完全個室の弊社会議室を利用

  • 参加者は常に、S社長、担当税理士担当スタッフとその上司の4名

  • 弊社が精査した会計データを大型スクリーンに投影し、S社長が把握している経営数値と大きくズレがないかを確認

  • 翌月以降の活動や今後の事業展開についてのヒアリング

  • ・の他特殊事項について(現金管理、決算対策、税務調査対策、増資など)

 ④ミーティング終了後直ちに議事録を作成し、当日中に『私書箱システム(※)』で報告完了

 ⑤随時の税務相談、連絡についても、私書箱システムを活用

 ※私書箱システムについては「第73号 議事録サービスの開始」をご参照ください。

 お恥ずかしい話しですが、お付き合い当初は、その先見力、経営数値に対する厳しさ、そして圧倒的なスピードについていけず、クレームを頂戴した苦い思い出があります。そこから、担当税理士、担当スタッフとその上司の3人が力を結集し、S社長のニーズを徐々に把握しながら軌道に乗せてきた、そんな不断の努力が実を結び好評価につながったからこそ、なおさら嬉しさが増すのかもしれません。

 弊社には、創立当初より税務会計顧問サービスに関する『契約書』が存在し、サービスの範囲を明細化・報酬料金を明瞭化してまいりました。S社長に対しましても、10頁の契約書に明文化されたことを当たり前にやり続けて来ただけの事です。特に昨今は、税務サービス向上のために、次の二つに重点を置いています。

・来社型サービスへの転換

 担当スタッフが企業様に訪問して一人で対応するのではなく、ご来社いただき担当税理士同席のもと税務相談を実施する、内容によっては専門分野の税理士が対応する。病院に例えれば、主治医と看護師で対応する、あるいは専門医が対応する、となります。

・私書箱システムの利用促進

 会計データ報告書や打合せ議事録をタイムリーに報告するため、郵送ではなく私書箱システムを利用。また、税務相談や連絡ツールとしても活用(これが、スピード重視のS社長の一番のお気に入りでした)。

 今回の顧問契約続行が、右記のサービス向上への弊社の取り組みが間違っていないこと、今後目指すべき業務スタイルのヒントがここにあること、を教えてくれました。近い将来、「当たり前のことを継続することが特別なサービスになる」と信じ、スタッフ一同邁進して行く所存です。S社長との出会いに、感謝、感謝です。

代表社員・税理士 佐藤 修一

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