理想と現実を乗り越えた経営者様2015年07月17日
30代内装工事業の経営者様のお話です。
設立2期目、主に店舗の設計や施工を請け負われている3月決算の会社です。
約10年間、現場経験を積まれ昨年独立。
従業員さんのお話だと、経営者様は独立される前のサラリーマン時代、勤務先での営業成績や
現場での評価が共にNo.1だったそうです。
でも、勤務先の役員の方と意見が対立し退職を決意。
起業後、これまでお世話になったお客様先へ営業。
よくあることですが、結果は惨敗。
お世話になったお客様が契約してくれなかった理由は簡単です。
この経営者様との信頼関係で契約していたのではなく、その会社との信頼関係により契約を
していたからです。
つまり、会社を離れた経営者様の信頼はゼロだったのです。
自分はできると確信していた「理想」と予想外の「現実」に押し潰されそうになったと
仰っていました。
その後、施工実績を積み上げるため必死で営業。
自分で作ったチラシを郵送したり、電話や訪問を繰り返し、何とか初年度1,500万円の売上達成。
苦しい「現実」に直面した経営者様が仰っていたことが印象に残っています。
従業員として結果を出すことと、経営者として結果を出すことでは意味が全く違う。
喧嘩別れとなってしまったが、勤務していた経営者の偉大さを感じた。
これからが私にとって本当の勝負。
まだまだ資金繰りは厳しい状況だけど、金融機関から借入ができるよう、今期は売上目標を
3,000万円、利益を300万円に設定する。
この経営者様が掲げた目標を達成し、資金繰りが改善していけるよう、誠心誠意、
サポートさせていただきたいと思いました。
本日も私どものブログをお読みいただきありがとうございました。