税理士・会計事務所ならエヌエムシイ税理士法人

拠点紹介

拝啓 オーナー経営者様 ~近い将来にひそむ大きな税務リスク~2015年09月02日

昨日のブログに続き、会長・税理士の野本が、
なぜオーナー経営者の「税金ストレスからの解放」セミナーを開催したい!
という思いに至ったのかを書いていきたいと思います。

近い将来にひそむ大きな税務リスク

 私自身はオーナー経営者といっても税金のプロですし、税務の専門的なスタッフも抱えています。
税金に対しては、いろいろと対策を考え、余分な税金を払わないようにしていますが、
私一人の税理士としての知識では税金の心配をゼロにすることはできません。
 まして、世の中の中小企業のオーナー経営者はとてもではありませんが、
自分の力で税金のストレスをゼロにすることは不可能です。
「いや、優秀な顧問税理士に依頼してあるから大丈夫」
 そう言われるかもしれません。しかしそこに、大きな錯覚があります。
 みなさんは税理士は税金のプロだと思っておられるでしょう。
実際にそうかもしれません。
ところが、そこには大きな、そして危険な落とし穴がひそんでいるのです。
 たしかに、顧問税理士は毎期の帳簿をつくって決算を組んで申告書をつくってくれています。
そこは良いかもしれません。
しかし、税金というものは、その期間損益の問題だけに関わっているわけでは決してありません。
いま現在の損益は、中期的に、長期的に、いろいろなところに影響が現れてくるからです。
 たとえば、毎期の利益の積み上げに対して当期ごとに税金を納めていたとしても、
その実績は最終的には会社の株価というところにも影響を与えていきます。
自社株の評価が少しずつ上がっていくのです。
やがては、経営者があまり考えない資本取引の部分、つまり株主構成の問題が発生してきます。
相続税の問題に大きく発展する可能性もあるわけです。
 あるいは、社長勘定の問題もあります。社長への貸付け、社長からの借入れ、仮払い金、
そういったものが積み重なってきていると、あるときさまざまな問題が発生してくる可能性もあります。
 こうして問題はいつも少しずつ積み重なっていくものです。
優秀な税理士に決算を任せてあっても、そうした問題にはいっさい触れられません。
そして何年か過ぎたあとで、大きな膿となって、腫瘍となって、
会社の財政そのものを揺るがすことになるわけです。
そうなってからでは、もはや手遅れです。
 いま現在の段階で、そうした中・長期的なリスクまで目配りしたうえでの対策が必要です。
そしてこれは、いかに優秀な税理士、会計事務所でも一人の税理士では解決が不可能です。
そこに気づいていただきたいのです。

セミナーのお申し込みはこちらから。

明日のタイトルは、拝啓 オーナー経営者様 ~将来リスクの回避は今しかできない~です。

本日も最後までブログをお読みいただき、ありがとうございました。

エヌエムシイ税理士法人 ページトップへ

エヌエムシイ税理士法人 経理コンビニ