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7年前の出来事

2017年03月01日

 7年前、グループ会社である株式会社エヌエムシイに税務調査が入らなかったら、現在の『税務総合戦略室』はなかったかもしれません。
 当時社長であった創立者の野本は、入社間もない国税OBの一言に衝撃を受けます。「社長は税務調査に立ち会わなくて結構ですよ、最初の挨拶だけお願いします。後はすべて私に任せてください」案の定、調査は100%彼の想定通りに進行し、税務署の指摘事項もズバリ的中、折衝も手慣れたもので、何一つ問題なく申告是認で終了と相成りました。
 「税務調査に立ち会う必要がない」ということが、どれだけオーナー社長であった野本の税金ストレスを軽減させたことか、容易に想像がつきます。
 ※株式会社エヌエムシイは、会計ソフトウエア開発、会計事務所経営コンサルタント業を営む事業会社です。

内科医と専門医

 思い返せばそこからです、税理士でもある野本は、膨大な税務案件を審査・調査してきた国税OBに一般の税理士がかなうはずがないと、一人、また一人と国税OBを採用、今や13名の専門家集団にまでなり、法人税、所得税、資産税、相続税、さらには国際税務のスペシャリストがチームを組んで活躍しています。
 私は29年間にわたり、税理士としてオーナー社長を取り巻く様々な税金問題をオールマイティーに解決することに精進してまいりました。例えるならば、皆様のかかりつけの内科医のようなものかもしれません。一方、税務総合戦略室メンバーは、ある特定の税目、それだけを20年、30年と極めてきたスペシャリスト、総合病院の各診療科の専門医といったところでしょうか。

国税OBに学ぶ

 内科医は、日頃から患者さんの健康状態を熟知し、風邪やインフルエンザ予防等を確実に処置して行きます。しかし、癌の検査、治療、手術となると、どうしても総合病院の肺癌、胃癌、大腸癌等それぞれの専門医の力が必要となります。
 税理士の世界も同様で、本来はそれぞれの税目の専門家が対応することが理想であり、お客様企業にとって最善の選択肢といえます。「一人の税理士がすべての税目について対応することは不可能である」ということです。
 また、彼たちと机を並べ一緒に仕事をするなかで、「裁量主義」という考え方の大切さに気づかされました。ある時、私は数名の国税OBに次のような相談をしてみました。「うちのお客様が、社長退職金を2億円取りたいと言っている、税務上否認されるリスクはないか」と。それに対する回答に、私はビックリしました。と言うのも、「全く問題ないよ、ちょっと多いかも、調査で否認されるリスクがあるよ…」とそれぞれの見解がバラバラだったからです。つまりは、税法という法律ではなく、人それぞれの事実の捉え方(裁量)で答えが違ってくるという現実があるのです。
 日々仕事をする上で、「一人税理士の限界」「裁量主義」という二つの気づきは、常に胸に秘めている大切な教えであり、国税OBに心から感謝しております。

創立者の熱い思い

 お陰様をもちまして、『税金ストレスフリーパック』サービスにご賛同いただき、新たなお付き合いが徐々に増えてまいりました。地域も、北海道から沖縄まで、業種も様々、年商も1億円未満から100億円以上と幅広く対応させていただいております。
 オーナー社長の気持ちを日本で一番理解したビジネスパートナーになりたい、オーナー社長の人生設計や経営計画に沿ったオーダーメイドのタックスプランを立案・実行したい、そしてハッピーリタイアメントと老後資金と相続税納税額の確保を実現する手助けをしたい。
 エヌエムシイグループ43年間のノウハウの集大成といえる唯一無二の税務のセカンドオピニオンサービスは、創立者である野本の「すべての税金ストレスから解放して本業に集中していただきたい、オーナー社長をハッピーにしたい‼」「税理士には、真の税務のプロフェッショナルとして原点回帰すべきである」という熱い熱い理念が息づくものなのです。

代表社員・税理士 佐藤 修一