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嬉しい再契約

2015年06月01日

先日、立て続けに、本当にありがたいご連絡をいただきました。 2件とも、以前に税務会計顧問をさせていただいておりました企業様で、「また会計でお世話になりたい」というものでした。
さつそく、 1件目のA社長とは打合せの機会を設け、もう一度会社を設立する手続きからお手伝いする運びとなりました。 A社長日く、「頭のどこか片隅に、エヌエムシイさんの名前が残っていたんだよ」、と。
連絡を受けた前任者も私自身も、こんなに嬉しいことはありません。また、ご縁がつながりました。

良い別れ方

いわゆる税務会計顧問の再契約を、ご締結いただけた理由は何だったのか?弊社がご提供する税務会計サービスは、主に次の三つになります。
 ①月々の会計データチエック又は会計データ作成業務
 ②決算書・申告書作成業務
 ③日々の税務相談業務
A社長とは、 8年間にわたりお付合いが続いたのですが、某有名企業様からへッドハンティングされたために、一旦ご自身の会社は清算することとなり、弊社との顧問契約が解除になった経緯がありました。それから約2年が過ぎた今、再契約のお声がけをいただいたのです。
連絡を受けた前任者は、その当時、税務会計のスキルが抜きん出ていたわけでもなかったのですが、一つだけ抜群に光を放っていたところがありました(現在も、その長所は変わりませんが)。それは、「誠実に、コツコツと、親身になって」という言葉がビッタリとあてはまるように、前述の三つの税務会計サービスをご提供していた、ということです。
さらに、会社を法的にたたむ手続き(これを会社の清算といいます)を、最後まで一切手を抜かずに完了し、顧問契約を終了したのです。
ともすれぱ、御座なりになりがちな、これから契約の終了を迎えるA社長への最後のサービス、別れ際のサービス。それを彼は、今までのお付き合いの中で一番の真心を持って対応したからこそ、良い別れ方をしたからこそ、今回のご縁に結び付いたのではないでしょうか。

喜んで紹介するよ

弊社のスタッフに、朝礼や会議の折、よく話すことがあります。「自身の担当しているお客様企業から、新しい別の企業様を、ご紹介いただき弊社との顧問契約につながって、初めて税務会計のプロとしては一人前と言えるんだ」、と。
どんなに、税務会計の知識や経験が豊富でも、たとえ税理士資格を持っていても、その仕事がお客様企業から評価されなければ、本当の意味でプロとは呼べません。その一番の目安が「誰々さんになら喜んで紹介するよ」と声がけされることなのです。
今回のケースは、新しい企業様をご紹介いただいたわけではございませんが、いの一番に、前任者にご連絡いただき、再契約をいただいたという点では、彼は一人前の担当者であることを証明したといえます。

安心と信頼

彼の誠実な人柄、仕事に取り組む姿勢こそが、お付き合いをする中で、A社長に弊社に対する安心と估頼を芽生えさせていたのでは、と信じております。実は、この「安心と信頼」という言葉は、弊社が創業当時から掲げてまいりましたスローガンにほかなりません。だからこそ、そこを評価いただいたからこそ、今回のお声がけ、再契約が、このうえなく嬉しいのです。
最後に、チョット良い話しを、もう一つ。
先月『22年ぶりの再会』でご紹介した私の大学時代の恩師S先生から、定年退職の挨拶状が届いておりました。そしてそこには、次のような一節が書かれていたのです。
「・・・これからは、今までやれなかったことに時間を割きたいと考えています。・・・いつまでにどれだけを、というのではなく、気持ちをゆったりと持って今後10年でも、20年でも飽きるまで勉強を継続してゆきたいと考えています」。
45年間、大学教授としての使命を全うして、さらに今後10年、20年か・・・。私も、「安心と信頼」というスローガンを胸に、真正面からお客様企業と向き合ってゆきたいと思います。
 A社長に心より感謝、
 S先生に心より感謝、です。

税理士 佐藤 修一