22年ぶりの再会
2015年03月01日
代表社員 佐藤 修一「13日(火)11時から最終講義を予定しているので、都合がついたらお出かけ下さい」大学時代の恩師のS先生からの年賀状に、そんな一言が添えてありました。
ちょうど仕事の都合がついたこともあり、会社は半休をいただき、「45年間本当にお疲れ様でした」、との思いを込めて花束を持参し母校を訪ねました。そして、30数年ぶりに、ゼミの学生にまじり最終講義に懐かしく耳を傾けてまいりました。
講義内容は、『歴史が教えてくれること』というテーマで、歴史とはなにか、歴史が教えてくれる会計、本学創立90周年の歩み、大学教育の使命等、あっという間の1時問でした。昔とおなじ口調・声のトーン・間のとり方ではありましたが、 S先生と私の中を流れ過ぎ去った歳月を、あらためて実感いたしました。
いつか、ご恩返しを
S先生との出会いは、私が大学3年のときに専攻した管理会計のゼミが始まりです。会計学のゼミなのに、漢字の間違いに大変厳しかった記憶があります。在学中は勿論、今日に至るまで、お世話になっております。
卒業後2年ほどして、S先生がイギリス管理会計の研究をするためシェフィールド大学(※)に留学することが決まった時に、「佐藤君、よかったら遊びに来なさい」、と声を掛けていただきました。まだ若かった私は、その言葉を鵜呑みにし、初めての海外旅行だったにもかかわらず、約50日間のイギリス一人旅を敢行しました。到着後2週間はS先生宅に宿泊させていただき、身体が慣れたところで、大きなりュックを背負って行き先も、宿泊先も特に決めず、行き当たりぱったりの一人旅でイギリスとアイルランドを巡りました。その後も、結婚式の主賓スビーチをしていただいたり、と。
いつか何か、ご恩返しをしたい。そんな矢先の最終講義だったのです。
世間は狭い
私も弊社に身を置かせていただき、もうすぐ27年。 2千名を超える経営者様、代表である野本をはじめ共に働いてきた仲問、本当にたくさんの、ご縁に恵まれてまいりました。
つい先日も、ビックリするようなご縁で、銀座で美容室を経営する40代のM様と税務会計顧問サービスのお付き合いがスタートいたしました。代表の野本宛に届いた、ご丁寧な挨拶文に感謝感激、感動してしまったので、一部を紹介いたします。
「(前略)初めてエヌエムシイのホームページを拝見し、代表のコラムを開き、お名前と顔写真を見たとき、まさか、もしかして・・・・・ 23、24年前のことなのにはっきりと覚えておりました。私は、いわき理美容学校に通いました。学校の前には野本会計事務所(現在のエヌエムシイ税理士法人いわき事務所です)があったのを覚えております。また、私が上京するまでお世話しになった美容室Iサロンは、野本会計事務所に顧問をお願いしていました。勝手に縁を感じ、セミナー受講を申し込みました。素晴らしいセミナーでした。内容も勿論ですが、野本先生の姿勢の良さ、声の張り、時にユーモアを交え、凄いと感じました。経営者として大きな結果を出していない私ですが、スタッフ、お客様を愛している気持ちは本物です。スタッフ、お客様、そして家族をさらに大切にする為に、また社会に少しでも貢献できるような経営者として成長して参りたいと強く思っております。今は小さな個人事業ですがこの度の面談、何卒宜しくお願い致します。」
すべて縁から始まる
23、24討年前と言えぱ、私はいわきの野本会計事務所に勤務しておりましたので、美容室Iサロン様のことは当然存じ上げておりましたし、事務所の玄関先で美容師の卵だったM様とすれ違っていたかも知れませんね。「すべて縁から始まる」代表の野本の口癖です。
もし、私が大学でS先生と出会っていなけれぱ・・・。
もし、私が代表の野本と出会っていなけれぱ・・・。
もし、M様がいわき理美容学校に通っていなけれぱ・・・。
すべてのこ縁に感謝することの大切さを、あらためて気づかせてくれた、S先生との22年ぶりの再会でした。
※大学関係者から4人のノーベル賞受賞者を始め、国際社会をりードする優れた人材を輩出しているイギリスでも屈指の総合大学です。
税理士 佐藤 修一