成長企業と共に
2014年09月01日
代表社員 佐藤 修一これまで26年間、私は2000人以上の中小企業のオーナー経営者様との出会いの中で、経理事務の合理化、節税や資金繰り改善のアドバイス、人に関する悩み相談など、全力でサポートしてまいりました。
一方では、お一人おひとりの経営者様の仕事にかける並々ならぬ熱い思いを肌で感じながら、成功談や失敗談に聞き入り、その中から、沢山のことを教えていただきました。税理士を生業(なりわい)とする私にとりましては、宝物であり、感謝、感謝です。
顧問をさせていただいております企業様はもちろんのこと、日々新たに出会う経営者様や経理担当者様に対して、本当に役立ち喜んでいただけるアドバイスをするうえで、物の本からは決して得ることのできない数々の「現場での経験知」は、私の最大の武器の一つでもあり、今後も貪欲に蓄積して行こうと思います。
◆ 成長企業に学ぶ
〔ケース1:11年間で160店舗の美容室を出店〕
お付き合いがスタートした11年前、既に30店舗を展開中だった美容室経営のA社長は、現在まで、常に出店の手を緩めず、驚異的なスピードで190店舗までに拡大をされています。
『出店するよりも、むしろ閉店の経営判断が大切だし、難しい』という言葉が忘れられません。
弊社が独自開発したクラウド型会計給与システム『CASH RADAR PBシステム』の導入により、毎月1万(※)を超える経理処理件数を5人の経理担当者がパソコンに同時入力することで効率化を図り、また、400名を超えるスタッフ様の給与明細の印刷や封詰めなどの面倒な作業からも開放され、本人のスマートフォンやパソコンで確認できるようにモバイル化も実現しています。
※私どものお客様企業の経理処理件数の平均が、月間200~300件の範囲内ですから、相当なボリュームといえます。
〔ケース2:成功の秘訣はシンプル経営〕
銀座でフランス料理店を経営されているB社長は、ミシュランで一つ星に輝いたオーナーシェフです。会社の数字の中でも特に、「原価率」を徹底的に管理することで食材ロスを極限まで減らし、利益を追求。
例えば、ランチメニューは2種類のみで、いたってシンプル。「飲食店経営の成功法則とは、経理も経営もすべてシンプルに考える、複雑にしない」と話されます。
私どもの役割としては、B社長の会社の経理担当者に代わって、タイムリーな会計データを毎月ご提供し、理想とする原価率にズレが生じていないか、経営判断材料として役立てていただいております。
◆ 付き合う相手を替える
前述の企業様は、私どもが顧問税理士として関与し、特別なアドバイスをしたから、驚異的な成長を遂げ持続している訳ではありません。もともと、潜在的に成長する何かを経営者様自身が持ち合わせているのです。
その一つに、「自社の成長過程に合わせて、さらに良い取引先と付き合う」ということがあるのではないでしょうか。税理士もその取引先の一つと言えます。
私どものスタッフによく話すことがあります。「優良なお客様企業になればなるほど、自身の税務会計スキルを磨き続けないと振り落とされ、結果、他の会計事務所に移っていってしまうよ」と。
◆ 共に成長してゆく
私どもは、まだまだ微力ではありますが、次のようなスタンスで、お客様企業の成長発展のために貢献しようと、常々考えております。
- お客様企業の成功談や失敗談の中から学んだ貴重な気づきを、現在そして今後お付き合いをさせていただくお客様企業の成長発展のため、弊社が連結環となり、本当に有益な情報としてお伝えすること。
- クラウド型会計給与システム『CASH RADAR PBシステム』という最大の武器をフル活用し、経理事務の合理化・資金繰り改善・給与計算のモバイル化などをサポートすること。
- より高度な税務相談に万全な対応ができるように、元国税調査官で各税務分野のスペシャリストで組織する「税務総合戦略室」のサービスにさらに磨きをかけること。
今後も、良きビジネスパートナーとして、お客様企業を元気にする、そして、共に成長してゆく所存です。
*セミナーのご案内
現在エヌエムシイ税理士法人では、「オーナー経営者のための お金が増える経営」セミナーを開催しております。
中小企業では、オーナー経営者個人と会社の財布は一体になっており、会社の業績ばかり気をつけるのではなく、社長個人の資産を増やさなければ、良い仕事、良い会社はできません。そのためには、会社の本業からのキャッシュフロー以外にも、別の種類の収入源からのキャッシュフローを二本、三本と持つことが大切になります。
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是非セミナーにご参加いただければ幸いです。
税理士 佐藤 修一