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税理士コラム

「立春」に思う2017年02月01日

 今年は2月3日が節分の日、翌4日が立春でした。節分には「季節を分ける」という意味があり、冬から春に向けて季節が変化する1日目が立春になります。旧暦では、1年の始まりは立春からと考えられていました。
 その由来のせいか、立春までに新年の業務目標を明確にすることが私の習慣になっています。年始はまだ何となく昨年のことを引きずっていますが、成人の日を過ぎた頃から段々と薄れていき、この日を境に心機一転スタートを切るという具合です。
 お陰様で年末調整など季節限定の業務が一段落し、これからは個人の確定申告、そして処理件数が年間を通して一番多い3月決算業務が待っています。

自利利他の実践

 創立44年目に突入する今年は、弊社が「3・11」の大震災直後から取り組んできた新しい時代にマッチした業務スタイルを、スタッフ一丸となって確実に実行し確固たるものとして行くことが第一優先となります。それは同時に、お客様企業の満足度アップと安心感のご提供、ひいては新たな企業様との出会いに通じるものと信じております。まさに「自利利他」の実践です。
 2016年6月より3年計画で目指している業務スタイルは、次の三つがキーワードになります。

  • ①来社型の税務会計サービス……ご来社いただくことで、各専門分野の税理士対応が可能になり品質がより向上
  • ②私書箱システムの活用……お客様企業との円滑なコミュニケーション、タイムリーな会計データ報告、ペーパーレス化の促進などIT化に貢献
  • ③在宅勤務スタッフの活用……潜在的な労働力で人手不足を補い、税務会計サービスの安定供給を実現

 ※詳しくは、第73・79・86号をご参照ください。

良きビジネスパートナー

 「時代の変化を的確にとらえ、常に変化対応力を持ち続ける。そのために、先見力と柔軟な頭脳、そして迅速な行動が求められる」これは、弊社の「経営基本方針」の一節です。
 お客様企業が作成した会計データのチェック業務、会計データの作成代行業務、決算書・申告書の作成代行業務、税務相談業務など、会計事務所の基本業務自体は今すぐに変わるものではありません。
 しかし、時代の流れや社会情勢の変化と共に、業務の進め方を常に改良改善して新しいやり方に進化させる、道具・武器を変える、そして働き方を変えることは、お客様企業の満足度を常に高い水準で保ち続け、結果として企業業績の維持・向上につなげていただく、そして良きビジネスパートナーとして長くお付き合いいただくうえで、不可欠と考えております。

中小企業様を元気にする

 その一方で、変わらないもの、いや変えてはいけないもの、50年後、100年後までしっかり継承しなければいけないものがあります。それが、『税金に関するストレスからの解放と経営に役立つ経理事務の確立により、オーナー社長に本業(経営)に集中していただき企業様の継続的な発展に奉仕する』という弊社の経営理念です。
 いつの時代も、オーナー社長からの相談内容BEST3は、第1位・税金の問題(節税や税務調査対策)、第2位・お金の問題(事業拡大のための借入相談や資金繰りの悩み)、第3位・人の問題(人材確保・育成、後継者、給与待遇)です。このようなストレスのうち、せめて税金の不安だけでも弊社の専門家にすべて丸投げし本業(経営)に集中していただきたい、と考えております。
 そして、中小企業経営のコツは「数字」を抜きには語れません。また、「数字」をベースにオーナー社長自身が「成功者の人生」を歩んでいかなければ、企業経営は決してうまくいきません。中小企業発展の基礎は「経理」にあり、という創立以来43年間全く変わらない信念があります。日々の経理業務から出てくるしっかりした経営数値を読みとり、企業経営に役立てるお手伝いをすることは、弊社の十八番(おはこ)です。
 スタッフ一同、会社の成長を一心に考える夢持ちオーナー社長を、これからも全力で応援いたします。2017年が、皆様にとりまして素晴らしい1年でありますよう、日ごろの感謝の念と共に心よりお祈り申し上げます。

代表社員・税理士 佐藤 修一

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