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税理士コラム

セカンドオピニオンの効用2013年03月01日

半年ほど前に、歯の根っこの治療(根管治療)をした奥歯が、先月、急に痛みだしました。普段ならば、自宅近くのかかりつけのF先生に診てもらうのですが、今回は、代表の野本のかかりつけであるK先生をご紹介いただき、診察を受けることにしました。

K先生のことは、「今までに治療を受けた歯医者のなかではナンバーワンの腕前だ」と代表がしばしば話題にしていたので、私の頭の片隅に残っていたようです。

また、それとは別に、数日のあいだ歯痛が続いたとき、私には、次のような思いがありました。家族ぐるみでお世話になっているF先生のことは信頼しているが、治療に何か問題があったのでは、もしかすると完全に治っていなかったのでは……と疑念を抱いたのです。

的確な診断とちょっとした気配り

早速、K先生に電話を入れ、その日の11時に予約を入れていただきました。昨日の大雪の影響が心配だったので、余裕を持って15分前には到着しました。

受付を済ませた後、まずは、スタッフの方に導かれ、歯全体のレントゲン写真を撮り、清潔感のある診察室へと案内されました。最初に、私の上着を預かりクローゼットに収納してくれました(まるで、ホテルでコートをクロークルームに預けるような感覚です)。そして診察台に腰掛けると、すっと足元から上半身にかけて毛布をかけてくれました。さらに、診察中はライトが眩しくないように、目の上から小さなタオルで覆う、という気の配りようでした。そして、1分も待たせることなく、11時ピッタリにK先生の診察は始まりました。

先生は、どのあたりがどのように痛むのかなど問診や視診をすると、急に顎のあたりを触診し始め、次に、噛み合わせの状態をチェックし、気になる部分を少しだけ削り、10分ほどで治療は終わりました。それから、先ほど撮影したレントゲン写真をパソコンの画面に写しながら、的確で分かりやすい説明をしてくれました。

診察が終わると、先ほど案内をしてくれたスタッフの方が、お疲れ様でしたと言葉をかけながら、預けた上着を私の腕に通してくれたのです。

大丈夫、ちゃんと直っています

結果として、F先生が行った歯の根っこの治療には全く問題はなく、噛み合わせからくる痛みではないか、という診断でした。案の定、噛み合わせをちょっと修正していただいただけで、その後、痛みはでていません。

今回、K先生の診察を受けたことの最大の収穫は、「かかりつけのF先生の治療に問題がない」、と名医であるK先生に太鼓判を押していただいたことです。そのことで、私は気持ちのうえでの大きな安心を手にし、今後も、かかりつけのF先生を信頼して、家族ぐるみでお世話になって大丈夫なんだ、という確信を得たのです。

診察前は、心のどこかで、「F先生の治療に問題があります、すぐに再治療を行いましょう」という答を期待していたように思います。しかし、「大丈夫、ちゃんと直っています、問題ありませんよ」という診断結果を受けて安心することも、セカンドオピニオンの効用なのではないでしょうか。

会社と経営者様個人のために

セカンドオピニオンとは、「医者をかえる」ことではありません。主治医と良好な関係を保ちながら、複数の医師の意見を聞くことです、と辞書にありました。

私にとって、歯の健康管理は、日々楽しく人生を送るうえでとても大切なことです。今回の経験を通して、本当に信頼できるかかりつけの先生と良い関係を保ちつつ、時には、別の複数の先生の意見を聞くことで、より一層ベストな健康状態を維持することができるということに気付かされました。

私どもは今、税務会計の世界で、お客様企業の様々なニーズに対して、プロフェッショナルなサービスを提供する立場にあります。

命がけで会社を経営し、継続して成長発展させる使命を背負ったオーナー経営者様にとって、かかりつけ税理士として良好な関係を保って行くこと、また一方では、別の税理士が気付かない潜在的なリスクを発見し未然に摘みとり、改善改良することができるセカンドオピニオンとして微力ながら貢献すること、その両面でお力になれるような存在でありたいものです。

税理士 佐藤 修一

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